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『誰も教えてくれない人を動かす文章術』齋藤 孝

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誰も教えてくれない人を動かす文章術 (講談社現代新書)

 

内容

文章は人を動かすために書く!

「書く生活」と「書かない生活」とでは、暮らし方、ものの見方に差が出てきます。

書くことでネタを探す事を意識する。認識力や発見力の向上につながる。

「目のつけどころがいい」という評価につながります。

 

書く訓練

一番簡単な訓練法は、大学の先生やニュースの解説者のまとまった話をメモを取りながら聞き、その後でそれを文章にしてまとめるという作業です。単なる文字起こしとは違います。

ものを考えるときの作業は2つあります。

一つは発見。もう一つは文脈をつなげる。

まとめる作業はこの文脈をつなげる力を鍛える作業です。

文章の順序を入れ替え、無駄な箇所をそぎ落として文章に仕立てていきます。よく吟味して意味のある内容だけで構成していきます。

この作業はしっかり理解していないとできないので、手間をかけて文章にまとめると知識の定着度が違います。

また、自分で構成しているので「自分のネタ」にもなります。さらに自分の経験や知識を絡めていくと「自分オリジナルのネタ」になってしまうのです。

 

新聞切抜きノート作りは画期的勉強法

ノートの左ページに記事を貼り付け、右ページにコメントを書く。

この作業を続けるだけで社会に対するアンテナはすぐに敏感になります。

 

文章力は段取り力。明快でスピード感のある文章にするために

  1. 書くためのネタ出し
    • とにかく書くべき事柄をメモに書き出す
    • 最重要だと思われるワードを二重丸で囲む
  2. 3つくらいのグループに分ける
    • ワードとワードをくっつけてみる
    • グループの順番を決めて文章の構造を作る
  3. ゴールを決める。最後の文章を決める
    • 結論には発見が必要
    • 凡庸な結論ではダメ
  4. タイトルをつける
    • タイトルを疑問文にする
    • 一見、無関係に思える二つの事柄を入れる
    • 文章でタイトルに対する謎解きをしていく
  5. 通過地点を設定する
    • キーワードを三つ選び通過地点に配置する
    • 「えー」「へぇー」「ほう」と三段構えで説得する

 

独自の視点と発想力

独自の視点の見つけ方 = 目のつけどころいい

  • 異質であると思われる二つのものの間にある共通点を見つける
  • 同質であると思われている複数のモノの間に差異を見つける

 

発想が芋づる式につながっていくような想像力の飛翔は、脳にとって大きな快感になります。

その快感を体験すると、どんどん書きたくなってきます。

書くということは、自分を新たに広げていくことです。

自分で何かを書いていく過程で想像力を発揮する。

まず書いてみることで自分に気づいたということが結構多いのです。

文章を書いていると途中で様々なアイデアが浮かぶものです。そのアイデアはどんどん膨らみ、つながり、広がっていくのです。

 

読む力

読書の時、その本から気の利いたセリフを一つ取り出せたら上出来だと考えています。

本に対して過度な期待を持ってはいけません。

自分には関係ないと思ったポイントはどんどん飛ばせばいいんです。

 

書く力の基礎として読む力

  1. この人は「これとこれが違う」ということが言いたいんだな
  2. 「これとこれが実は同じ」ということが言いたいんだな
  3. この人は「これがどうすごいのか」そのポイントが言いたいんだな

という3つのポイントに注意して文章を読みます。

 

ネタ帳は「どこかで引用したい!」と思ったものを書きこむノート。

引用文の横になぜこれを引用したのかを書いておくと、文章を書くときに非常に使えます。

「引用」することで文章が非常に締まります。しかし、引用も凡庸にならないように注意が必要です。

 

一人弁証法のススメ

正・反・合による論理展開法。

正で賛成意見、反で反対意見で議論形式にし、合で最終的に議論の成果を述べる。

これを自分ひとりで展開するのです。これは「違う立場から考えたらどうなるか」を考える力を養えます。

そして、二つの立場からの意見の応酬は、文章の大きな推進力になります。動きもあって、読み手に非常に興味深いものになります。

この方法を体得すると、いくらでも文章を書くことができます。

 

「変化」には人を惹きつける魅力があります。

気づきの瞬間、意味が生まれた瞬間とは祝福すべきもの。

 

生の声を拾うにはアンケート用紙に工夫が必要です。

「単純な感想ではなく、コメントを書くように」と求めます。

 

面白かったポイント

ブログで人の心を動かす文章術を知りたくて購入しましたが、おもしろかったです。

斎藤さんらしく、文章を書くための段取りから、独自の視点とは?、ネタの仕入れ方、文章を書くための訓練法など、文章を書くために必要な要素がまとまっていて勉強になりました。

一人弁証法は、今難しいテーマをマンガ形式で発行してヒットしているように、読み手に取っても分かりやすいのだと思います。一人弁証法での文章にトライしたいと思います。

 

特に、文章を書けば書くほどアイデアが湧いてきて、広がるというのは経験があるので共感できます。

パソコンで作業するよりノートに書くとスピードも上がるので書くことが止まらなくて、新たな発見をすることが多いです。書いた後は充実感に包まれて気持ちいいです。

読書が好きなのでインプットに偏らないよう、アウトプットもしていかないとと改めて感じさせてくれた本です。

 

満足感を五段階評価

☆☆☆☆☆

 

目次

プロローグ 人を動かす書く技術
第1章 「書く」ことで生活が劇的にチェンジする
第2章 まずゴールを決める
第3章 ビジネスの文書力
第4章 学生のための文章術
第5章 メールは余力を残すな
第6章 評価されるワンランク上の文章力

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