タイのバンコクと沖縄の2拠点生活

まさたい

本を読む

『幼稚園では遅すぎる―真の幼児教育とは何か』井深 大

投稿日:

幼稚園では遅すぎる―真の幼児教育とは何か (GOMA BOOKS新書)

 

内容

幼児教育の目的は、「柔軟な頭脳と丈夫な体をもった、明るく素直な性格の子どもにそだてるため」

 

人間の脳細胞の発達は、3歳までにその70~80%を終える。

遺伝的要素が強いとされてきた人間の能力や性格が、じつは0歳から3歳ぐらいまでの幼児期に大きく形成されることがだんだんと明らかになってきました。

脳細胞の発達は3歳までに決まる

大人の「難しい」「やさしい」という勝手な判断は幼児には通用しない。

先入観のない幼児にとってはどれも初めての経験なので、関係ない。幼児は外部の刺激をキャッチしてパターン化し、記憶する。人間の顔や難しい漢字、車の名前などもパターンで識別できる。

そして、複雑なシンフォニーも感覚的に理解できる素晴しい能力を持っている。

 

3歳までの幼児の頭脳の吸収力は、大人よりもはるかに高い。したがって、「与え過ぎ」ということは、すこしも心配することはないのです。心配すべきことは「与えなさすぎ」です。

重要なポイントはいかに興味を持たせるか。興味を持ったら貪欲なまでに吸収します。

幼児が強い興味を示したものに対して、親がいち早くそれに気づいて、反応してやることが興味を持続させる。

3歳までの頭脳の配線工事が終わるまでに身に付けておくべきこと

  • 外国語の発音やイントネーション
  • 絶対音感
  • 運動神経
  • 絵ごころなど感覚的センス

 

幼児の能力は遺伝よりも、教育・環境が優先する。

つまり、親の職業とか能力は、子供の能力や性格作りに関係がないのです。

 

刺激のない部屋は、赤ん坊にとっては有害。

刺激のないところで育った赤ん坊は、あるところで育った赤ん坊より3か月も知能の発達が遅れていた。

0歳から3歳までの知能の発達は、4歳から17歳までの発達に匹敵すると言われているだけに、3か月の遅れは非常に重要な意味を持っています。

オルゴールつきの風車、花模様のカーテンはきわめて有効な促進剤と言われています。

 

うまれたばかりの赤ん坊にとって、母親との肌の触れ合い、スキンシップというものが子供の精神形成のうえでもっとも重要なものであることは、常識になっています。

ぬくもり、やわらかい感触、お乳、それにゆすってもらうことが求められています。母親が赤ん坊をやさしく抱いてあげることが、赤ん坊の心の衛生にとって一番大切。

添い寝も大きい影響を与えます。

眠る前の浅い眠りのときに、歌を歌ってやるとか、話を聞かせてやるとか、本を読んでやるなど、耳からいろいろな情報を送り込むと、無意識のうちに記憶にとどまるというものです。

 

2か月~3か月で笑ったり、わけのわからないことを口にします。まわりのあらゆる出来事を記憶していきます。

この時期に母親が赤ん坊の話し相手になってあげれるかどうかが、知能の発達に大きく影響する。

正しい日本語を話すには、幼児期から親子の正しい日本語の対話が必要です。

もちろん赤ん坊は発声機能が発達していないので、しゃべりたくても口が思うように動きません。そのため、大人は勝手な先入観で赤ちゃん言葉でしゃべりかけますが、これでは正しい日本語の配線はできません。

赤ちゃん言葉で話しかけなくても、幼児の素晴らしい吸収力をもってすれば、数か月で日本語を理解できるようになります。

 

幼児の怒りの誘因

  1. 病気など、健康状態が悪いとき
  2. 疲れ、空腹など、体の調子がすぐれないとき
  3. 不快なこと、恐ろしいこと、強い刺激にあったあと
  4. 十分動き回らないで、エネルギーがありあまっているとき
  5. 自分の欲求を通すため、わざとかんしゃくを起こす
  6. 怒りっぽい親から、怒りの手本を示されたとき

怒りの原因は、ほとんど周囲の環境やこれまでのしつけから生じていることがわかります。

怒りにはかならず原因があり、その多くは欲求不満から出ています。

しなければならないことは、子どもを抑えつけることではなく、欲求不満の原因を取り除いてやることです。

 

創造性の出発点は、幼児期の主観的な感動、感受性にある。非現実的な幼児の空想、想像こそが想像力の発達の出発点。幼児の言葉を否定し、幼児に芽生えた想像力の芽を摘み取ることだけは避けなければいけません。

 

面白かったポイント

妻の出産を前に、育児関係の本で初めて買った本がこの本です。

それは、「幼稚園では遅すぎる」というタイトルだったからです。

 

人間の脳の発達の医学的根拠と幼児教育の実例をもとに、幼児教育は生まれたすぐにはじまるということが重要だとよく分かりました。

赤ん坊の脳力の高さを信じで3歳まではどんどん刺激を与えてあげたいと思います。

頭脳面では、語学や数字にとにかく触れること、粘土や折り紙で遊ぶことによる創造性を発達させること。

肉体面では、生後半年で泳げる、おおいに歩かせる、スポーツでもできるだけ早くはじめること。

精神面では、抱っこや添い寝大事な点と兄弟、祖父母、他の赤ちゃんとの交流から刺激を受けること。

いろいろ、親として環境づくりをする上で大事な要素を一気に学ぶことができてよかった思います。

 

子どもが3歳を過ぎてから読むと後悔するので、出産前にぜひ読んでほしい本です。

 

満足感を五段階評価

☆☆☆☆☆

 

目次

1章 幼児の可能性は、三歳までに決まってしまう
2章 幼児の能力を最大限に伸ばす育て方・環境づくり
3章 ほんとうの幼児教育は、母親にしかできない

-本を読む
-

Copyright© まさたい , 2019 All Rights Reserved.