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『トップになりたきゃ、競争するな』藤井 薫

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トップになりたきゃ、競争するな―なぜ、業界最後発企業が世界にとびだすまでに成長できたのか

 

内容

「藤井さん、あなたがもし、機械の製造・販売を続けるのであれば、地の利を利用しない手はないでしょう」

だったらいっそのこと、競争相手のいないところに営業に行けばいい。

 

食物の腐敗

硬度0の軟水を使うと、ゆで時間は短く、煮崩れしにくく、歯切れのいいうどんに仕上がったのです。

海水には、ナトリウム、マグネシウム、カルシウム、カリウムの4大ミネラルが含まれています。しかし、一般的に売られている塩の成分はナトリウムがほとんどで、そのほかの成分は10分の1以下しか含まれていなかったのです。

食物の腐敗しやすさの指標に「水分活性」があります。

原理として、水分活性が低い、つまり自由水が少ないほどモノは腐りにくく、水分活性が高い、つまり自由水が多いほど外部のパイ菌がトマトの中で増殖しやすくなり、トマトは腐りやすいと言えます。

腐敗しにくくするにはどうしたらいいでしょうか。細胞の破壊を減らし、自由水を少なくすればいいのです。

 

ビジネスの法則

得たい結果を得ようとする場合には、先に犠牲を払う。信頼はビジネスを加速させる。

それまで苦痛しかなく、どんなに努力しても報われなかったものが、閏値を超えるといきなり実を結ぶのです。

シェアトップになると、まわりが一気に変化しました。ビジネスは常に1番でないと意味がないのです。

我々にとっていちばん大切なのは、このリミッターを外すということ。

ビジネスは、上質かお手軽か、いずれか一方をターゲットにしないと成功しない。ほとんどのビジネスが成功していないのは、欲張って上質とお手軽の両方を追い求めて、中途半端な不毛地帯にいるから。

素直な気持ちです。これこそが、ビジネスで成功するためにいちばん大切なこと。素直でポジティブで学び好きな人しか成功していなかったのです。

授業料を上げると、思ったとおり生徒さんのレベルが以前とは比べものにならないくらい上がりました。もちろん、授業内容は常時見直し、レベルもどんどん上げています。

 

店舗・メニュー開発

95点に達していない商品はメニューにのせてはいけない。

店舗展開を考えているのであれば、1店舗の売上高は月商1千万円を目標とすることをお勧めします。

どのような商品を開発すれば、お客さまにより一層心地良さを感じてもらえるか。それを徹底的に研究した人や会社が、これからの時代、成功するのだと思います。

心地良さというのは、これからますます時代のキーワードになってくるでしょう。

店づくりにおいて人の採用は、絶対に妥協してはいけない。

また、自分自身や一緒に働いている仲間に対しても、快楽を与えてあげることは大切です。

 

面白かったポイント

大和製作所がトップシェアを獲得するまでのストーリー。

著者の麺の研究に対する情熱が伝わってきます。長年に渡る研究内容を学べる大和製作所の麺学校に興味を持ちました。

弱者は自分の得意分野に絞り込むこと、そしてトップを取るまでやり続けることの大切さを学ぶことができました。

どの業界でもそうですが、競争の厳しい飲食業においてトップと2番手はお客様のイメージからすると大きな違いを生むので、地域一番店を目指すことがなによりも大事だと思います。

 

満足感を五段階評価

☆☆☆

 

目次

世界中に日本の美味しい麺文化が広がる
プロローグ‐「今」を生きる、あなたのために
第1章 すべてのはじまりは模型飛行機から
少年が見つけた楽しみ
あこがれの航空機事業部に就職
現場を見なければわからないこと
独立後すぐにオイルショック
製麺機の仕事が入ってくるように
看板商品となる機械を模索
製麺機ビジネスの本質を掴む
時代とともに、麺の製法も変えなければ
他社の行かないところで営業する
うどん以外の製麺機も開発
売るよりも、まずはお客さまのことを理解する
大型機械の開発に乗り出す
大型機で手痛い失敗
大型機からの撤退

第2章 美味しさと安全性の追求
科学的アプローチで、うどんの美味しさと安全性を追求
小麦粉を分析する
うどんづくりに最適な水とは
塩を探して
防腐剤を入れずに、麺を長持ちさせる
二段熟成の概念を取り入れる
切断面の黄金比とは

第3章 使命を明確にする
全国の営業活動をデータベース化
女性の対応が喜ばれる時代がくる
業界トップになれない理由
デザインフィロソフィーを固める
365日メンテナンスにきてくれる会社
信頼がビジネスの速度を上げた
熱血大和の麺学校、開校
生徒の質を上げるために
「デジタルクッキング」で複雑なレシピも再現可能
ラーメン学校開校をとおして成長する
値引きをすると一貫性が守れなくなる
直営うどん店「亀城庵」をオープン

第4章 閾値を超えて
閾値を超えると世界が変わる
製麺機を引っ提げて、全国行脚
セミナーで展示会のお客さまを増やす
サービスエリアの店をトータルプロデュース
そして、シェアトップへ
95点以上でないと、成功しない(Outstanding)

第5章 イノベーションなくして成長なし
不況に強いはずの業界なのに
イノベーションと改善
イノベーションの本質とは
世の中は複雑な方向へ進んでいる
1週間で1%進化する
タイムラグ
95点を超えろ
得意分野を伸ばす
安易なコピーをするな

第6章 ビジネスの本質とは
本質を押さえると、タイムラグが減る
ビジネスの本質1‐成長し続ける
ビジネスの本質2‐自らリスクをとる
ビジネスの本質3‐先に与える
ビジネスの本質4‐情熱を持てることに取り組む
ビジネスの本質5‐いまだ解決されていない、お客さまの問題を解決する
ビジネスの本質6‐心地良い状態を常につくり続ける
ビジネスの本質7‐今ある姿をあるべき姿に変えるプロセス
ビジネスの本質8‐ライバルとは絶対に競争しない
ビジネスの本質9‐お客さまを明確にする
ビジネスの本質10‐得たい結果を得るためには、先に犠牲を払う
素直な気持ちで

エピローグ‐使命を全うする人生を生き切る
麺専門店経営者の心構え26カ条

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